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2009年9月22日 (火)

8月22日(土) 「ビジネス経営孫子」講義 まとめ表

第四講「形編」

▼ とても興味深く、役立ったこと
1) 積水(せきすい)を千仞(せんじん)の谿(たに)に決するがごときは、形(かたち)なり
勝つ組織には様態がある。非常に深い谷に貯められた水(積水)を流すような勢いがある。それが「形」というもの。そういう組織にならないと。誰がやっても勝てるビジネス・モデルだから、社員もやる気になる。だから戦ってくれと言える。社員のひとりひとりがプロにならないと。

2) 善(よ)く守る者は九地(きゅうち)の下に蔵(かく)れ、善(よ)く攻むる者は九天(きゅうてん)の上に動く
守りの堅い者は、地下にいる。どこを守っていてどこの守りが薄いか、実体を明らかにしない。敵が勝てない自分を作るための、自己鍛錬は他人に見せるものではない。一方、攻める者は上から。今で言えば迫撃とか。

3) 善く戦う者の勝つや、智名(ちめい)なく、勇功(ゆうこう)なし
人は危うさを賞賛するが、プロはあやうく勝つなんてことはしない。平々凡々と勝つのがプロの勝ち方。準備万端整えて軽くできることをする。「よく勝ったね」ということを、卓越した名人には言わない。プロは当たり前に勝とうと思っているのだから、「よくできましたね」と言われても何か違う。準備を備え、自力を上げること。

▼ 本日の感想
理想的な組織の形は、「積水(せきすい)を千仞(せんじん)の谿(たに)に決するがごとき」ものであるということは、覚えておこうと思いました。なかなかこのようなことが実践できている組織は無いと思いますが、もしそれができれば、確かに強い(失敗しない)組織だろうと感じます。いいことを聞いて、朝礼で社員の前で話したりしても意味が無くて、知ったら得をするように、今自分の人生で起きていることに引き寄せて考える「ミート力」・「咀嚼する力」をつけなさいとも今回教えていただきましたので、ただ「なるほど」とか思っていないで、どうしたらそのような組織の形が作れるか、と考えて実験してみようと思います。

また中国古典のポイントの一つである、「自己の確立」は、私が中国古典をとても好きな理由のひとつです。敵が勝てない自分を作るのは自分のことで、日々の人目に立たない努力が必要で、そういうものにこそ価値があるのだと再認識しました。

ただ、そのような地道な努力に基づく仕事には、「智名(ちめい)なく、勇功(ゆうこう)なし」というのは本当で、会社の仕事でも、よく仕事のできる人の仕事というのは、まるで何もしていないかのごとく見えない透明なものであり、特別な評価も受けていないと、よく感じますが、それが本当の勝ちというものと分かりました。

仕事ができない人がやると、あっちで失敗し、こっちで失敗し、問題になり、その解決にまた奔走しなければならないので、まずい仕事のやり方の方が、ずっと存在感があり、なぜかそのような、わーわーした仕事のやり方の方が評価されるのが世の常ですが、「老子」で教えていただいたとおり、とかく世間の評価などは相対的でいいかげんなものということだと思います。

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