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2009年6月21日 (日)

爲政第三十七

道常無爲而無不爲。侯王若能守之、萬物將自化。化而欲作、吾將鎭之以無名之樸。無名之朴、亦將不欲。不欲以靜、天下將自定。
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道は常に無為なれども、而(しか)も爲(な)さざる無し。侯王もしよくこれを守らば、万物まさにおのずから化せんとす。化して欲作(おこ)らば、われまさにこれを鎮(しず)むるに無名の朴(ぼく)をもってせんとす。無名の朴もてせば、またまさに欲せざらん。欲せずしてもって静かなれば、天下まさにおのずから定(さだ)まらんとす。
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無私無欲で人為的にしないで流れをくんでやると、道は何もしていないように見えるけど、為さざるは無し(できないことは無い)。これは老荘思想、老子のすごいところ。道のありようは、「無為」を守れば、全て自らいい方向に行く。

物事が発展すると、「もっと良くしよう」と欲が起きるけど、その欲にブレーキをかけるには、最初を思い出す(朴:山から切りたての材木、切り出したての木)。自分がポジションについていたとしても、最初からそうだったか自問する。最初はただひたすら下っ端で働いていた新人だった、そのことを思えば、ここまで来たことを十分と思う。

冷静になればなるほど世の中の流れが分かるから、いろんなことが定まってゆく。
冷静に見る。恵まれない時とか、よくない時を思って変な欲は鎮める。そうすると、これでいいじゃないかと思える。大病してもうかえって来れないと感じた時があれば、生きているだけで100点と思う。

▼ リラックスしているときにいちばん力が出る。野球で打つときもそう。

▼ 自分の人生のテーマはいつも持っていて、すぐやろうと思わない。長期的な目標は、何となく持つのが生き方のコツ。不可能と思っても、無為になれば、為さざるは無し(できないことは無い)。

▼ この世のものは全て生成化育している。あなたが手を下さなくても、そうなる。ほっといた方がいいことが多い。

変化はこの世の必然。世の中は猛烈に動いている。それをどう利用するか、動いている方向へ、方向へと行く。資本主義がどうかと思えば東洋思想に向くとか、その変化をピックアップする。

▼ 意欲も欲望だから、否定はしないけど、ブレーキは必要。

▼ 面白いものは難しい。難しいものが面白い。だから難しいを楽しむ。いきなり楽しむのは難しいから、日常の訓練が大切。エベレストに登ろうと思って富士山に登れば簡単。大きな目標を持つ。富士山が目標なら、富士山に登るのは大変。

自分に向いた気の持ち様を発見するのが生きるコツ。だんだん楽に、面白くなるように訓練する。仕事の訓練ではなく、生き方の訓練。江戸時代は生き方を教えていたからすごい。

嫌なことが来ないように祈るのはダメ。嫌なこと来い、もう嫌なことは無いという人生じゃないと。うんと嫌や奴に会うとか。ひどいことを早く経験した方が、後は極楽。嫌なこと、嫌な奴は貴重。嫌だと思っている間は消化していない。ありがたいと思えば卒業。

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