教え有りて類(るい)無し
(417)
子(し)曰(いわ)く、教え有りて類(るい)無し。
有教無類(ゆうきょうむるい)。いい人、わるい人、できる人、できない人は最初はない。立派な人間にするちゃんとした教育をしないといけない。
(417)
子(し)曰(いわ)く、教え有りて類(るい)無し。
有教無類(ゆうきょうむるい)。いい人、わるい人、できる人、できない人は最初はない。立派な人間にするちゃんとした教育をしないといけない。
(416)
子(し)曰(いわ)く、君に事(つか)うるには、その事を敬(つつし)みて、その食を後(のち)にす。
報酬は後の話。給料を多くもらおうと思うなら仕事に卓越することが先決。
(415)
子(し)曰(いわ)く、君子は貞(てい)にして諒(りょう)ならず。
貞(てい)は道理を守ること。そりゃ非常識、おかしいってことをしない。諒(りょう)は融通がきかない。筋はつらぬきとおすけど、頑固者じゃない。
(413)
子(し)曰(いわ)く、民の仁におけるや、水火(すいか)よりも甚(はなはだ)し。水火はわれ蹈(ふ)んで死する者を見る。いまだ仁を蹈(ふ)んで死する者を見ざるなり。
人の人たる所以は、生活に必要なもの(=水火)より重要。
水や火は目に見えるけど、人間としてもっとも大切なものを貫き通すことをしないで、若い人が水火とかいってたら困る。
(412)
子(し)曰(いわ)く、君子は小知(しょうち)せしむべからずして、大受(たいじゅ)せしむべきなり。小人は大受(たいじゅ)せしむべからずして、小知(しょうち)せしむべきなり。
君子はこまごまとしたことはうまくないけど、大仕事はできる。
小人は大仕事はできないけど、こまごまとしたことはできる。
(411)
子(し)曰(いわ)く、知(ち)これに及ぶも、仁もてこれを守るあたわざれば、これを得(う)といえども、必ずこれを失う。知これに及び、仁もてよくこれを守るも、荘(そう)にしてもってこれに涖(のぞ)まざれば、民敬せず。知これに及び、仁もてよくこれを守り、荘(そう)にしてもってこれに涖(のぞ)むも、これを動かすに礼をもってせざれば、いまだ善(よ)からざるなり。
知識、技術、能力は地位・役職にかなっていても、仁がかけていれば、その地位を失う。知識も仁もあったとしても、荘がないと部下からバカにされる。
荘=威厳。人としての崇高さ、魅力。
知識、仁、荘があっても礼がなければいい人生にはならない。
非礼・無礼は恐ろしいこと。
(410)
子(し)曰(いわ)く、君子は道を謀(はか)りて食(しょく)を謀らず。耕(たがや)すや、餧(いい)その中(うち)にあり。学ぶや、禄(ろく)その中(うち)にあり。君子は道を憂え、貧(ひん)なるを憂えず。
今の若い人は貧しいことに弱い。貧しくなることを妙に怖がるが、それはよくない。何しろ「食っていかないと」じゃない。耕しても台風が来たりするかもしれない。でも道を学んでりっぱな人物になれば、引く手あまたになる。君子は自分に道理・道義が備わっていないことご憂えるので、貧しいのを憂えるのではない。道が自分に備わっているか。
(409)
子(し)曰(いわ)く、吾(われ)嘗(かつ)て終日(しゅうじつ)食(くら)わず、終夜(しゅうや)寝(い)ねず、以(もっ)て思(おも)う。益(えき)無(な)し。
自分が若いときには、思索にふけて一日食べたり寝たりすることを忘れたことがあったが、何の足しにもならなかった。思索は自分が今持っている知識だけでしか考えない。学んだら思わないといけない。
(408)
子(し)曰(いわ)く、過(あやま)ちて改(あらた)めざる、是(これ)を過(あやま)ちと謂(い)う。
過ちは自分を向上させる。2度と無いようにする。向上、成長するのが大事。
(407)
子(し)曰(いわ)く、人、能(よ)く道を弘(ひろ)む。道の人(ひと)を弘むるには非(あら)ず。
道(道義、道理)があって初めて人といえる。道は人が行動してはじめて存在する。道が人を大きくしたり強くしたりするのではない。形式的なものではない。